スタートでこける

昨日は、いつもより45分くらい早く寝……布団に入りました。
眠れない……orz
いつもは瞬眠のざきんことして世に名を馳せているというのに、全然眠れないヽ(`д´)ノ

この週のタイミングで不眠に捕まっちゃうとは……;;と思いましたが(時々あるから)、多分30分くらいかかって寝たっぽいです。
……それだけで済めば良かったんだけど、次は3時頃に目が覚めて眠れない\(^0^)/
目が覚めてから、時計を見ないようにずっと目をつぶったまま、布団の中で寝ながらストレッチをやってましたが、スマホアプリの感じから推測するに、2時間くらい起きてたみたいでした……。瞼を通して、白々明けてきているのがわかったw

もう、水曜あたりにゾンビみたいな顔色してる未来が見える!www

 

昨日はお下品なことを書いたので、心を入れ替えて真面目に生きます(キリッ
諸事情で家にいなきゃならなくなったので、今日は元気だったけどジムお休み。ここで元気を消費してはいけないかもしれないわね……来週は絶対行く。

 

今月は、生姜の酢漬けを作るキットが届いたので、それを作ることにしました。
私の荒っぽい生姜の皮剥きは、激しく厚切りなので、1kgが750gくらいになってしまった\(^0^)/
たわしで擦って皮を剥けば良かったかもしれないけど、1kgの生姜の酢漬け(甘酢漬けと紅ショウガの半々)を誰が食べるというのだ……\私しかいない!/ だから、結果的に良かったんです(キリッ

ちなみに、先月の玉ねぎドレッシングは、毎日使って1週間くらいで1瓶(玉ねぎ1個分)、3瓶使い切りました。よくやった。
プレーン・ハーブ・和風って3種類だったけど、1番美味しかったのはプレーンでした。シンプルイズベスト。

 
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ガリの方。毎日寿司三昧デスカネー。
回転寿司に行くと、皿数を減らしたいがために、そんなに好きでもないけどガリを食べる時もあるw 5、6皿で「お腹いっぱい~><」なんて隣で言われたら……。女の子って感じがしていいよね……。

紅ショウガは、塩水に1日漬けておいて(今ここ)、その後一晩干した後に漬け込み。出来上がりは1ヵ月後だか。
太巻きか冷やし中華くらいしか思いつかないんだけど、あ、牛丼もかなー。

1月に造った味噌も、近いうちに天地返し(混ぜ直して、空気の入れ換え)をしなきゃいけないようです。すると、早ければ来月には完成★ 色もかなり黒っぽくなっているので、進んでる感があります^^

 

この前発見した、途中までのお話を載せるね! そんなに長くないので、さっさと読めます。
元々縦書きだから、数字はみんな漢字!
陶器の人形(ビスク・ドール)ってなってる()は、前の言葉のルビ(ふりがな)!

サボテンの下からどーぞ。ないって人は、Continue readingを押してね★

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うわーまた来たわぁ……。
「鏡よ鏡よ鏡さん。この国で最も美しいのは誰?」
一日に五回も六回も聞かなくたって、いいんじゃないかと思うんだけど、このお后様は余程自分の美貌に自信がないようだ。自信があるなら聞く必要ないし。
「はいはい。お后様ですよ」
「何よ! そのやる気のない返事は!」
「お后様、聞き過ぎです。耳タコです」
「鏡の分際で何を言っているの! 第一、お前には耳がないでしょ!」
お后様に口答えしたのが悪かったらしく、私はお后様の部屋から取り外されて倉庫に幽閉されてしまった。それなら、私にかけた魔法を解除して、ただの鏡に戻してからにしてほしかったわ。独り言を言ってたら、「誰もいない倉庫から人の声が!」って、怪奇現象と間違われたみたいで、見たことのない偉そうな人が倉庫にごちゃごちゃやって来たりしたし。独り言は、こっそり言うのがいいみたいね。

私はお后様に作られた魔法の鏡。そのおかげで、美の基準はお后様になっている。世界に数多ある鏡の裏ネットワークを駆使して、お后様の質問に答えなければならなくて、鏡をやってるだけなんだけど、結構大変なのよね。
しかも、私のように意志を持った鏡は他にないので、全部自分で検索しないとダメ。ただの鏡だけでなく、窓ガラスの反射も水鏡も全部検索対象よ。時々、私ってこの世で一番仕事をしているんじゃないかと思う。自分に向かって尋ねられるなら、そうやって訊いてみたいわよ。間違いなく私って答えると思うけど。
人間がこんなに働かされてたら、きっと過労死しているわよね。私は無機物だから疲れを感じないし、そういうことで死ぬようなものじゃないから平気だけど。時々、私の体を綺麗にしてくれるメイドさんとおしゃべりしたりするから、ストレス解消もできてるし。
あ、今こうやって愚痴をこぼしてるけど、真面目に仕事はしてるのよー。ちゃんと物を映しもしてるわよー!

物置に幽閉されて数年。裏ネットワークを使って美人ランキングを更新しつつ、掛けられた布を映す毎日だったある日、再び私に出番が訪れたんだからビックリしたわよ。お后様の部屋に運び込まれた時に、割れた鏡が見えたから、多分お后様の逆鱗にでも触れてしまって、割られてしまったんだと思う。先代もそうだったようなことをお后様が呟いていたのを覚えているし。自分が生き残っていたのは、実は奇跡だったんじゃ……。ミラクルって、「ミラー来る」から来てたりする? 私のためにある言葉みたいね……。
「魔法の鏡よ。この国で一番美しいのは誰!? 早く答えなさい!」
「あー……白雪姫がクイーンオブビューティーですよ。お后様は二番目です。やっぱり世代交代の波ってあるんですね」
そう私が答えた瞬間、お后様の顔が魔除けの像みたいな顔に変わった。はわわ……お、お后様、犬歯剥き出しになってる! それでは美貌が八割減になっちゃってますよ! かなりその顔はヤバイです! そんな顔で私を見つめないでー!
「あの狩人め……裏切ったのね! 捕まえて反逆罪として処刑だわ。魔法の鏡、白雪姫はどこにいるの!」
「えっ!?」
そんなことまで私が調べなきゃならないの? 予想外すぎて声が裏返っちゃったわよ……。
「えーと、場所はよくわかりませんが、七人のドワーフと暮らしているようです。仲良さそうですし、楽しそうです。環境適応力が強いんでしょうね。お姫様でしたけど、まるで現地民のようです」
「七人のドワーフ……わかったわ。ちょっと、お前が行って白雪姫を殺してきてちょうだい」
「はぁっ!? それって越権行為じゃ……」
「お黙り! 口答えするなら、お前の体を粉微塵に砕いてやるわよ」
「大変申し訳ございません」
いきなりそんなことを言われ、私はお后様の魔法で人間の姿にされてしまった。
自分が立案したんだから、自分で行けばいいじゃない。鏡の私に殺人依頼するなんて、明らかに自分の手は汚すつもりがないってことよね。しかも、何かあっても私を壊しちゃえば隠蔽できるし……こ、怖っ。

魔法の鏡の人型は、城にある立派なフォルムなので、綺麗な顔立ちをしていた。白雪姫よりも白雪のような白くてきめ細かいもち肌であり、白雪姫より美しく見える。だが、元無機質なので表情が全くない。陶器の人形(ビスク・ドール)と同じだ。人並みに動けるのは、まさに人智を越えている。
「喋る鏡でも私だけだっていうのに、人になった鏡なんて、後にも先にも私だけよね……」
持たされたカゴの中には、たくさんのリボンが詰められている。これを使って白雪姫の首を絞めろというわけだ。鏡には白雪姫に対する同情心は何もないので、創造主である后の命令を断る考えはなかった。首を絞める練習はさせられたので、失敗はしないだろう。

疲れ知らずの鏡は、城から出るとハイスピードのまま森へと突き進んでいった。小屋の場所はわかっていなかったのだが、「森の中の小屋」という特殊な物だったので、すぐにわかった。森の中程に、どーんと建っていたのである。鏡は、自分の力で森のドワーフ七人と一緒に暮らしていることを突き止めたが、そうでなくてもすぐにわかってしまうような場所に隠れていたんだな……と、呆れを通り越して感心してしまった。この小屋は、潜伏場所としては不適である。
「さて、と」
鏡は小屋のドアの前に立つと、握りこぶしでドンドンと二回叩いた。
「はぁ~い」」
中からかわいらしい声が返事を返してくる。鏡は白雪姫の声を聞くのは初めてだったが、間違っていないと確信した。
「えっとぉ、どなたですかぁ?」
「わたくし、お后様から白雪姫をリボンで絞殺するようにと拝命しました鏡です」
「絞殺っ!? けけ結構ですっ! っていうか、お后様ってお継母様(おかあさま)……ざけんなババア!」
白雪姫は、前半は震えているかのような怯えた口調だったが、後半では豹変し、ドスを効かせた柄の悪い言葉を吐き散らした。更に、ドアを蹴ったとおぼしき重い音がする。
鏡は、外見上での美しか判別できないので、白雪姫をこの国で一番美しいとしていたが、少し間違っていたのではないかという気になった。しかし、やはり性格の基準もお后になっているので、かなり性格の下限は低いかもしれない。
「すみません。ここを開けていただけませんか?」
「い、嫌ですっ! 帰れ!」
「わかりました。帰ります」
ドアを開けてくれなかったのだから仕方ない。無理矢理押し入ることまでは考えていなかった鏡は、あっさりと引き下がった。なにか自分の身に危険がありそうだと判断したせいでもある。
鏡は、お后の命令を忠実に実行しようと思っているが、無機物であろうとも危険回避の本能を持っている。つまり、自分の身がかわいいのだ。
城から森へ行く時と同じように、鏡はハイスピードで森から帰還した。ハイスピードの凄まじさといったら、鏡とすれ違った者がカマイタチでケガをするほどだ。
「ただいま戻りました」
「どう!? 殺した(やった)の!?」
「断られたので、やめて帰ってきました」
「バカ! 帰ってくるな!」
白雪姫には帰れと言われ、お后には帰ってくるなと言われ、じゃあどうしたらいいんですかと、鏡は正直にお后に尋ねた。お后のこめかみに太い青筋が立つ。
「だから! 早く殺してきなさい!」
お后は鏡に向かって「役立たず!」と連呼したが、当の鏡は「鏡の私に命令することが、そもそも間違っている」と、ひどく冷静に思っていた。しかし、そんなことを言ったら、間違いなく割られるとも思ったので、愁傷に謝る。
「リボンはもう無理ね。この毒を塗った櫛を頭に刺しておやり」
「次は櫛ですね。わかりました」
翌日、鏡はリボンを詰めたカゴに櫛も入れて城を出た。早く鏡に戻りたい。意志も別に要らないので、ただの鏡に戻りたい。ごくごく平凡な願い事だろうと鏡は思うが、そんなことも叶わない世知辛い世の中だなと、気が滅入ってくる。
「おや……?」
昨日まではなかったというのに、白雪姫のいるドワーフの家のまわりにロープが張り巡らされ、立て看板が地面に刺さっていた。看板には『関係者以外立ち入り禁止』と書かれている。鏡は迷った。
お后と白雪姫は親子関係にあるので、関係者に当たる。だが、鏡はお后の遣いであるが、白雪姫とは関係がない。関係者の関係者は、皆関係者という認識でいいのか、鏡にはわからなかった。